JR東海は、観光キャンペーン「いざいざ奈良」の第10弾として、9月15日から世界遺産・東大寺と旧奈良監獄を取り上げた「東大寺編」の展開を始めた。
俳優の鈴木亮平さんが旅人となり、「奈良は、行くたびおもしろい」をテーマに、古くから変わらない奈良と新たに生まれた観光スポットを紹介する。
東大寺をキャンペーンで取り上げるのは4年ぶり。大仏(盧舎那仏)を再び訪れ、子どものころと大人になった現在で、その大きさや存在をどう感じるかという視点から紹介する。
大仏は奈良時代、災害や政変が続く中、聖武天皇が人々の幸福を願って造立を発願。大仏殿と合わせ延べ260万人が造立に参加したとされる。長い歴史の中で地震や兵火に遭いながら、修復、再建されてきた。
特設サイトでは、大仏の頭部が江戸時代、胴体上部が室町・桃山時代に修復された一方、腹部から脚、台座には奈良時代の部分も残ることを紹介。
大仏殿正面には、創建当初から残り、現存する銅製燈籠では日本最古とされる国宝の八角燈籠が立つなど、東大寺を改めて訪ねる際の見どころをまとめている。
もう一つの舞台が旧奈良監獄。1908年完成の「明治五大監獄」の一つで、5施設のうち唯一、建物の全貌が残る。今年4月には星野リゾートによる「奈良監獄ミュージアム」が開館し、6月には重要文化財の旧監獄を活用した「星のや奈良監獄」が開業した。中央看守所から舎房が放射状に延びる建築など、旧監獄の姿を保存、活用している。
キャンペーンに合わせ、エクスプレス予約とスマートEXの会員向けサービス「EX旅先予約」では、東大寺の限定コラボ御守りと大仏殿拝観を組み合わせたプランを9月15日に発売した。特設サイトでは1200~1600円としている。このほか、奈良監獄ミュージアムの入館券にピンバッジとミニガイドを付けた3150円の限定プランも用意した。
また、近鉄奈良駅北側の「きたまち」を巡るモデルコースも紹介。奈良監獄ミュージアムを起点に、「コスモス寺」として知られる般若寺、飲食店や器店、東大寺転害門周辺などを徒歩で巡るコースを提案している。
駅や車内では9月15日からCMやポスターを展開し、テレビCMは24日から首都圏と静岡地区を中心に放映する。ウェブやSNSでもCMやメイキング映像を公開している。鈴木さんは2022年から「いざいざ奈良」のイメージキャラクターを務めている。