浜松市は2026年10月4日~2027年2月28日、『エヴァンゲリオン』と連携したまち巡り大型イベント「ぐるっと!はまエヴァ」を、まで開催する。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に登場する「第3村」のモデル地の一つとされる天竜浜名湖鉄道・天竜二俣駅を含む天竜エリアをはじめ、浜名湖・舘山寺エリア、浜松市中心部をつなぎ、「観て、食べて、体験する」をテーマに市内周遊を促す。
「シン・ハママツ計画」の反響受け、2026年も実施
浜松市では2025年、『エヴァンゲリオン』シリーズ30周年と、天竜川・浜名湖地域12市町村合併20周年を記念した「シン・ハママツ計画」を展開した。大きな反響を受け、2026年は「ぐるっと!はまエヴァ」として規模を広げ、「すべてはつながる、浜松・衝撃(インパクト)!」をテーマに市内各地を巡る企画を実施する。
浜松市によると、天竜二俣駅を含む天竜エリアを「はじまりの地」と位置付け、主要観光地である浜名湖・舘山寺エリア、浜松市の玄関口となる中心市街地を結ぶ。エヴァンゲリオンをきっかけに複数の観光エリアを周遊してもらい、再訪につながる街としての定着を目指す。
事業は、天竜浜名湖鉄道、遠州鉄道、静岡県、浜松市、浜松・浜名湖ツーリズムビューローで構成する「浜松エヴァンゲリオンを活用した誘客促進実行委員会」が実施する。
浜名湖の「ダイダラボッチ伝説」を初号機で表現
今回発表されたメインビジュアルには、浜名湖とエヴァンゲリオン初号機を描いた。モチーフとなったのは、遠州地方に伝わる「ダイダラボッチ」の伝説。大男のダイダラボッチが転んで地面に手をつき、その手の跡に涙がたまって浜名湖ができたという昔話をもとに、浜名湖を背景に、大きく手を突き出した初号機を配置した浜松ならではのビジュアルとなっている。
コラボメニューやスタンプラリー、グッズ展開も
イベントでは、市内各所でエヴァンゲリオンと連携した「観て、食べて、体験する」企画を展開する。浜松市の中野祐介市長は7月の記者会見で、2025年にも実施した飲食店とのコラボメニューを2026年も展開する考えを説明。浜松の食をエヴァンゲリオンの世界観と組み合わせ、観光地を巡る動機につなげていく。
このほか、市内の観光名所へのキャラクターパネルの設置、スタンプラリー、オリジナルグッズの販売なども予定している。
2025年には浜松市役所に高さ約6メートルのエヴァンゲリオン初号機モデルを展示したが、2026年は、はままつフラワーパークに植物などを使って立体的な景観をつくる「モザイカルチャー」で初号機を表現する企画も進めている。中野市長は、今回のイベントの目玉の一つになるとの期待を示している。
「第3村」モデル地の天竜二俣駅から市内周遊へ
浜松市とエヴァンゲリオンとの接点の一つが、天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅だ。同駅は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に登場する「第3村」のモデル地の一つとされ、作品公開後、多くのファンが訪れる場所となった。現在も天竜二俣駅では車両基地見学ツアーを実施しており、公式サイトでも関連コンテンツとして紹介している。
浜松市は今回、こうした作品とのゆかりを天竜エリアだけにとどめず、浜名湖・舘山寺や中心市街地まで広げることで、市内全体の観光周遊につなげる。アニメ作品のファンによる「聖地巡礼」と地域の観光資源を組み合わせ、滞在時間の延長や市内各地への誘客につなげられるかが注目される。
イベントの詳細や各企画については、今後「ぐるっと!はまエヴァ」公式サイトで順次発表する。