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JR新宿駅東口、工事仮囲いをアート空間に 「Life Stripe」9月16日から掲出

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JR東日本は9月16日、JR新宿駅東口駅前広場で、新たなアートプロジェクトを始める。工事中の仮囲いをアートキャンバスとして活用し、新宿で働く人、住む人、訪れる人の「1日の記憶」を色で表現した作品「Life Stripe」を掲出する。

プロジェクト名は「Museum of Contemporary Tokyo-Shinjuku」。「世界一 乗降客が多い新宿駅」から「世界一 心動く新宿」を生み出すことを目指し、まちなかを舞台にアートを展開する。第一弾として、JR新宿駅東口駅前広場の工事仮囲いを活用する。

新宿に集う人の「1日」を21色で表現

掲出する「Life Stripe」は、クリエイティブ・ユニット「SPREAD」が2004年から発表しているアート作品。睡眠、食事、くつろぎ、仕事など1日の行動を、リサーチに基づいて選んだ21色に置き換え、24時間の時間軸に沿って記録することで「生活の模様」をつくる。

今回は、新宿で働く人、住む人、訪れる人を中心に調査を実施。その記憶や行動を色のパターンとして可視化し、新宿のまちなかに掲出する。資料に示された完成イメージでは、仮囲い全体に大小さまざまなカラフルな帯状のデザインを配置し、工事中の空間そのものを街の景観の一部として見せる構成となっている。

再開発中の駅前を「都市の余白」に

今回の取り組みは、JR東日本が参画する「新宿グランドターミナルエリアマネジメント協議会」が主催し、アーツカウンシル東京の「TOKYO CITY CANVAS 助成」を活用して実施する。

「TOKYO CITY CANVAS」は、工事現場の仮囲いなどをキャンバスに見立て、街中の空間をアートで彩る東京都の文化プロジェクト。無機質になりがちな工事空間を活用し、変化し続ける東京を新たな視点で感じてもらうことを目指している。

新宿では駅や駅前広場、駅ビルを一体的に再編する「新宿グランドターミナル」の整備が進められている。東京都と新宿区が2018年に公表した再整備方針に基づき、駅とまち、まち同士をつなぎ、新宿全体の活性化を図る次世代ターミナルの形成を目指す。

2027年9月ごろまで掲出予定

「Life Stripe」の掲出期間は9月16日から2027年9月ごろまでを予定する。工事の進捗や天候などにより変更する場合がある。作品を手掛けるSPREADは、山田春奈氏と小林弘和氏によるクリエイティブ・ユニット。国立新美術館10周年記念ビジュアルや「燕三条 工場の祭典」、JR上野駅の「UENO CULTURE&CREATIVITY HUB」などを手掛けている。

大規模な再整備が進む新宿で、工事期間中の仮囲いを単なる遮蔽物ではなく、来街者が街の変化や新宿らしさに触れる場として活用する今回の試み。駅前という多くの旅行者が行き交う空間で、アートを通じた新たな都市体験を生み出す取り組みとなる。

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