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東京科学大学、歩行支援ロボットで東京・高尾山ツアーを開催 シニアの社会参加を後押し

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東京科学大学の三宅美博名誉教授・特任教授グループは9月29日、歩行支援ロボット「Walk-Mate(ウォークメイト)」を用いたバリアフリー観光ツアーを高尾山(東京都八王子市)で実施する。人とロボットが歩行リズムを同調させながら坂道や石段を歩くことで足腰への負担を軽減する取り組みで、山歩き観光ツアーへの応用は世界初となる。同ツアーは東京都のアクセシブルツーリズム推進事業の一環で行われ、山道での体力的負担を軽減することにより、高齢者や足腰に不安のある方々への自然体験・社会参加を後押し、健康寿命の延伸につなげることを目指す。

人と“間”を合わせる「先読み型」ロボット

Walk-Mateは、二人で並んで歩くうちに自然と歩調が揃う人間同士のリズムの引き込み現象をロボットに応用した歩行支援ロボットだ。同大独自の運動リズム同調技術を搭載し、人とロボットがお互いに歩行リズムを同調させることで、自然と“間”を合わせて歩ける。

従来のパワーアシスト型ロボットが人の動きを検知してから反応するのに対し、Walk-Mateは人の歩行リズムを予測する「先読み型」である点が独自の特徴だ。歩行パターンをそのまま増幅するのではなく、歩行そのものの安定化や機能回復を促すことができ、これまでパーキンソン病や脳卒中後のリハビリテーションで成果を上げてきた。今回、この技術を山歩きでの観光・自然体験に初めて応用する。

高齢者の社会参加と健康寿命の延伸に

高齢化が進む日本では、身体機能に不安を抱える人が自然や観光地へアクセスしにくいことが社会的な課題となっている。坂道や石段の多い山歩きは、高齢者や足腰に不安のある人にとって大きなハードルだった。

Walk-Mateを活用することで、こうした人も自然の中を安心して歩けるようになり、外出機会の減少による心身機能の低下(フレイル)の予防や社会参加の促進、健康寿命の延伸につながることが期待される。観光地にとっても、これまでアクセスが難しかった層に新たな体験を提供する機会となり、地域の観光振興にも寄与し得る。

65歳以上を対象に高尾山頂を往復

ツアーは9月29日(雨天予備日9月30日)に実施する。高尾599ミュージアムに午前9時30分集合し、高尾山ケーブルカーを経て頂上を往復。下山時に高尾山薬王院で昼食と見学を行い、午後4時30分に解散する。参加対象は65歳以上を想定し、1ツアーあたり4人程度。主催はスカイツアーズで、東京都と東京科学大学が協力する。

同大は今後、都内の他の観光地・自然エリアへの展開や、民間事業者との連携による全国規模でのアクセシブルツーリズム推進を検討する。ツアーで得られる歩行データは、脳卒中やパーキンソン病、変形性関節症などのリハビリテーション支援に向けたWalk-Mateの改良にも活用される見込みだ。ツアー参加者の募集は専用ホームページで行う。

応募方法・詳細はこちら:
https://skytours.co.jp/barrierfree/

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