渋谷未来デザインは11月2〜8日、渋谷ヒカリエホールなどで都市の社会課題解決を考える「SOCIAL INNOVATION WEEK 2026(SIW2026)」を開催する。10月28日には第3弾となる注目プログラムを発表し、街にすでにある価値や一人ひとりの可能性に目を向け、新たな変化につなげる視点を探る内容をそろえた。
同イベントは、産官学民が領域を越えて連携し、オープンイノベーションで社会的課題の解決策をデザインする取り組みだ。多様な分野の実践者が集い、対話を通じて街や社会の可能性を捉え直し、次のアクションへとつなげる。会場は渋谷ヒカリエホール、Shibuya Sakura Stageほかで、参加費は無料。プログラムは今後も順次公開する。
都市型ファームやスモールモビリティを議論
第3弾では、日常の中に新たな人のつながりを生み出す取り組みを取り上げる。11月3日には、渋谷で進む「アーバンファーミング」を題材に、ハード整備・教育・介護予防の3つの現場からまちの新しいコミュニティのかたちを考えるセッションを開く。東京学芸大学副学長の金子嘉宏氏や渋谷区の担当者、企業関係者らが登壇する。
同じ3日には、電動キックボードやシェアサイクルなどのスモールモビリティが10年後の渋谷の街や暮らしをどう変えるかを探る。坂道が多く歩行者が行き交う渋谷で、安全性の確保と歩行者との共生、回遊性向上による街の活性化をテーマに、渋谷区やLuupの担当者が意見を交わす。
産官学連携や国際機関との共創も
11月4日には、S-SAP協定締結大学の学生が区の課題解決に向けて政策を競う「大学横断型産官学連携・政策提言コンテスト」を実施する。審査員は渋谷区長の長谷部健氏らが務める。
同日には、スタートアップ、企業、行政、国際機関、都市の共創によって、誰もが自らの可能性を発見し挑戦できる環境をどうつくるかを議論するセッションも開く。東京都スタートアップ戦略推進本部長の佐久間巧成氏、ヘラルボニーCo-CEOの松田崇弥氏、国連人口基金(UNFPA)駐日事務所長の成田詠子氏らが登壇する。
さらに「REVEAL THE CITY」と題したセッションでは、企業の実践を通じて、見慣れた風景やまだ知られていない人・アイデアに潜む価値を見つけ、磨き、つなぐことで次の変化を生み出す視点を探る。
渋谷未来デザインは、新しいものをつくるだけが変化を生む方法ではないとし、そこにある価値を磨くことも未来を動かす一歩になると位置づける。同イベントを通じて、街や社会の可能性を捉え直す場を広げていく。