学び・つながる観光産業メディア

日本旅行、AFP子会社と提携 海外への情報発信から誘客・販路開拓へ

コメント

日本旅行は10月29日、フランス通信社(AFP)の子会社MediaConnectと戦略的アライアンスに関する覚書(MOU)を締結した。今後は、海外向けの情報発信事業を始動。同社のグローバルPRプラットフォームを活用し、2027年1月をめどに、日本各地の情報を世界のジャーナリストへ届ける。海外メディアの取材・視察や商談、交流へとつなげ、訪日誘客や地域産品の海外展開を支援する。

今回の提携は、MediaConnectにとって日本で初めてのパートナーシップとなる。10月28日には都内で関係者向けの発表会を開き、日本旅行の吉田圭吾社長とMediaConnectのアンヌ・ブサリ代表が出席した。

自治体やDMOの情報を、英語・フランス語などで発信

新事業では、自治体やDMO、地域企業、観光関連団体、教育機関などの情報発信を想定する。各地域の観光資源や文化、食、自然、体験コンテンツなどに関するプレスリリース等を、英語やフランス語などでジャーナリストへ直接届ける。

地域や企業が単独で海外メディアとの接点を築き、継続的に発信することが難しい中、MediaConnectの配信機能や国際広報の知見と、日本旅行の地域ネットワークを組み合わせる。まずは日本旅行と関係先での活用を通じて運用体制を整え、順次対象を広げる。

取材・視察から商談まで、一貫した支援を目指す

日本旅行は、47都道府県に展開する営業拠点と、旅行・視察・交流・MICEなどの企画運営で培った実行力を活用。情報発信で生まれた海外の関心を、実際の訪問や取引へ結び付ける構想だ。

観光分野では、訪日旅行者の誘客や海外メディア・旅行会社の視察受け入れ、ファムトリップ、地域プロモーションなどへ展開する。地域企業や地場産業の技術、商品、伝統工芸、食品、サステナビリティへの取り組みについては、海外企業やバイヤーとの接点をつくり、商談や販路開拓のきっかけとする。2030年までに、インバウンド誘客や地域産品・工芸品の海外展開など、関連ビジネスにつながる「旅が生まれる理由」の創出を目指す。

吉田社長「旅が生まれる理由そのものをつくる」

吉田社長は、「海外への発信を起点に、旅が生まれる理由そのものをつくり、地域と世界の新たな往来と事業機会を生み出してまいります」とコメントした。

ブサリ代表は、「AIによって情報があふれる時代だからこそ、信頼できる発信元から届く情報の価値は高まっています」と説明。「日本旅行とともに、地域と世界の出会いを支えられることを楽しみにしています」と期待を寄せた。

/
/

会員登録をして記事にコメントをしてみましょう

おすすめ記事

/
/
/
/
/