唐津Farm&Foodはこのほど、佐賀県唐津市のメルキュール佐賀唐津リゾート1階で、海洋プラスチックや家庭由来ペットボトルキャップを100%原料としたアップサイクル作品の展示を開始した。唐津城と虹の松原を望むホテルのフロント階に廃プラスチックの再生品を並べ、訪れる人に地域の資源循環と海洋保全への関心を届けることを目指す。
展示しているのはアップサイクルブランド「Precious Plastic 唐津」のクジラキーホルダー、コースター、フラワーポットの3種と、日立アカデミーのペンギンキーホルダー。唐津の海岸に漂着した海洋プラスチックと家庭で出たペットボトルキャップを混ぜ合わせて成形しており、素材の色の組み合わせが一つとして同じではないため、出来上がる作品の表情も一点一点異なる。
唐津の海と文化に根ざした一点もの
代表作のクジラキーホルダーは、唐津の海と呼子の捕鯨文化にちなんだデザイン。カラフルな模様が特徴的なコースター、植物を育てる鉢として生まれ変わったフラワーポットも並んでおり、廃棄物が混ざり合ってできた独自の色合いがものづくりの奥行きを感じさせる。
ホテルの展示エリアには「海を守ることは、未来をまもること。地域とともに持続可能な未来を応援しています」というメッセージが掲げられており、地域NPOとホテルが連携して発信する姿勢が示されている。
夏には宿泊客向けワークショップも予定
ホテル内で発生したペットボトルキャップを宿泊客自身がアップサイクル作品に変えるワークショップの開催も予定されている。「ホテルで出たキャップが、ホテルのお土産になる」という取り組みで、詳細は改めて発表される予定だ。
Precious Plastic 唐津について
唐津Farm&Foodが運営するアップサイクルブランド。オランダ発祥のオープンソースプロジェクト「Precious Plastic」をベースに、家庭のペットボトルキャップや唐津の海岸に漂着したプラスチックを地域内で粉砕・溶解・成形し、新たな作品に生まれ変わらせている。
地元の中学校・小学校・高校との教育連携や、観光・スポーツの現場にも展開しており、佐賀県唐津市を拠点にサーキュラーエコノミーの実装に取り組んでいる。