トロントへの撮影旅(行き)
[羽田空港 T3-149]
■2027年6月25日 出国
松山空港11時25分発で羽田到着12時55分。第3ターミナルへの移動は連絡バスが便利。そのままエアカナダのカウンターを目指し積み込み荷物のチェックを受け、チケットを受け取り難なく手続きは終了。既に先方がwebチェックインをしてくれていたので、あっけない関門通過だった。
とはいえ、2012年に西安へ行ってから海外へ出たことのない私。当時はいくつもの関門がありかなり時間がかかった記憶が残っているが、今時の海外渡航手続は早い。今回は切れていたパスポートも自宅で申請し、一週間後に地元市役所へ受け取りに行っただけ。さらに、これが電子データ化されているから空港での出国手続なども機械化され時間も短縮されている。すごい時代になったもんだと、スマホ片手に驚くばかりの72歳ひとり旅。
搭乗口は一番端っこ。空港へはできるだけ早く行き、急がずゆっくり歩くくらいのゆとりを持っていくようにアドバイスを受けていたのでその通りに。それにしても遠かった。
出国便は6月25日18時05分発エアカナダAC002便。時差が13時間あるトロントへのフライトも約13時間ほどで、着陸予定は同じ6月25日の17時30分。変な感じだ。
![[この画面に救われた]](https://tms-media.jp/wp-content/uploads/2026/08/2026y0625_xp_DSC_5806-1024x683.jpg)
機体は777-300ERで400人乗り。当日はほぼ満席ということだったが、3人掛けの通路側56Hだった私の右隣は「空席」で窓際には日本語ペラペラのカナダ人の紳士。私は体格がコンパクトにできあがっているので欧米の方々にとっては窮屈なエコノミーも私にとっては意外とゆとりがあって楽だった。自慢にはならないが、私は英語を一切しゃべれないし分からない。なので、出発に際して家族や関係者は「ひとりで大丈夫か?」と殊の外心配してくれた。意外に心配してくれていることが嬉しくて、意気込み十分で出発したのだ。
■機内での様子
![[2回目の機内食/日本時間:6月26日4時41分]](https://tms-media.jp/wp-content/uploads/2026/08/2026y0626_xp_DSC_5809-1024x683.jpg)
搭乗した便の機内スタッフ(CA)さんを正確に数えたわけではないが、10名近く見かけたようだ。最初の機内食(夕食)は日本時間の19時20分頃。そして、日付が変わった26日の午前4時40分頃に再度機内食(多分朝食)が配膳された。いずれも熱いくらいに暖めてあり、お腹が空いていたこともあって、とても美味しくいただけた。
これを橋本氏が監修しているのかと思いを馳せて写メ。現地に着いたら報告せねばと味わっていただいた。
■トロントへ無事到着
![[トロントへの到着予定]](https://tms-media.jp/wp-content/uploads/2026/08/2026y0626_xp_DSC_5810-1024x683.jpg)
飛行中はさほどに揺れることもなく、高度1万1千メートル前後を安定飛行。飛行時間の半分近くは寝ていたが、それでもモニターを見ながら位置の確認をしたり、持ち込んでいた本を読んだりしていたら、あっという間の12時間だった。運良く私のスマホがドコモで「ahamo」を契約していたことからボタンひとつでローミング。仕事柄普段からスマホセキュリティには気を遣っているので、トロントへ来たからといってさほどに心配することもなかった。このことは海外へ行かれる方々は参考にしていただきたい。
飛行機を降りた人たちの後を付いていく。座席が最後尾に近かったこともあって、CAさんたちも一緒だから安心。どっちへ行っていいか分からなくなったときには、天下の宝刀「翻訳アプリ」を活用してスイスイ。入国審査など全ての手続きを終えて、出迎えに来てくれていた橋本氏次男さんと合流したのが、カナダ時間の17時40分。出発時間よりも逆戻りしているこの感覚が、いよいよ時差ボケの始まりであった。
飛行機の中は快適だった。しかし、ゴミを機内通路や座席まわりに捨てるというあの感覚は理解できない。機内のトイレも利用する時間が後になればなるほど厳しい状況になり、特に国を問わず女性には気の毒だった。自分が日本人であることの誇りとは裏腹に、お世話をしていたくCAさんたちのご苦労には頭の下がる思いだった。そのような思いも込めて飛行機を出る際には「ありがとう」と笑顔で伝えた。帰国時の便に偶然乗務したそのCAさんが覚えていてくれた。
■カナダ日系文化会館
![[懐石遊膳橋本はここに入店している]](https://tms-media.jp/wp-content/uploads/2026/08/2026y0626_xp_DSC_5819-1024x683.jpg)
さあトロントだ。
日本食文化伝導凄腕調理師とは、4月の帰国時に会ってから3ヶ月ぶりの再会だ。日本の食文化に対する考え方や姿勢など、異国の地で40年懸けて積み上げてきた素晴らしさをファインダー越しに見せていただくことになる。
そのお話しは、また来月改めて。
(これまでの寄稿は、こちらから) https://tms-media.jp/contributor/detail/?id=14
寄稿者 河野達郎(こうの・たつろう) 街づくり写真家 日本風景写真家協会会員