文化庁は、奈良県明日香村のキトラ古墳で9月19日から公開する国宝壁画の観覧者を募集している。7月に「飛鳥・藤原の宮都」が世界文化遺産に登録されてから初めての観覧募集で、今回は「朱雀」「玄武」「青龍」の3面を同時公開する。
キトラ古墳は「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産の一つ。7月26日に開かれたユネスコ世界遺産委員会で世界遺産一覧表への記載が正式に決まった。今回の壁画公開は第41回となる。
公開するのは南壁の「朱雀」、北壁の「玄武」、東壁の「青龍」。キトラ古墳の石室には、東西南北の壁に四神の青龍、白虎、朱雀、玄武が描かれている。高松塚古墳では南壁の朱雀が失われており、四神すべての図像がそろう古墳壁画は国内ではキトラ古墳だけという。
公開期間は9月19日~10月18日で、9月30日と10月14日は閉室。午前9時30分~午後4時30分に、キトラ古墳壁画体験館「四神の館」内の保存管理施設で公開する。各日420人程度で、見学は無料。壁画は展示室から窓越しに約10分間見学する。
第一次応募はインターネットまたは往復はがきで受け付ける。応募期間は8月23日までで、応募多数の場合は抽選。定員に達しなかった場合は9月8日から第二次応募を受け付ける。