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澤村、滋賀・高島で空き家を「開き家」に 学生取材の展示で建物の価値伝える

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建築・不動産・地域共創事業を展開する澤村(滋賀県高島市)は11月8日、成安造形大学(滋賀県大津市)や地元のまちづくり団体と連携し、空き家の活用の可能性を伝える企画展示とワークショップ「SAWAMURAマルシェ」を開催する。地域の建物に残る歴史や人々の思いを学生の視点で掘り起こし、来場者に伝える。

空き蔵の演出や4コマ漫画で建物の価値を伝える

展示とワークショップは、澤村と成安造形大学、大溝の水辺景観まちづくり協議会が立ち上げた「おおみぞ開き家(ひらきや)プロジェクト」の一環だ。対象となる滋賀県高島市勝野の旧大溝地区には、歴史的な価値を持つ建物が多く残り、同地区は国の重要文化的景観に選定されている。

空き蔵では空間演出を行い、既存の空き家活用事例の間取り図を紹介する。借り主のエピソードを題材にした4コマ漫画の展示や、地域を巡るスタンプラリーも実施する。学生は所有者や借り主への取材を通じて、建物とまちに宿る歴史や思いを掘り起こした。

所有者の心理的な壁を越えるきっかけに

同地区では、先祖代々の建物を売ることへの抵抗感や、老朽化で価値がないとの考えが、空き家活用の障壁の一つになっているという。プロジェクトでは、売買や居住、店舗利用を直接の目的とせず、空間を一時的に借りて地域へ開き、建物の魅力と新たな使い方に気付く機会をつくる。

マルシェには29店舗が出店予定

「SAWAMURAマルシェ」は、澤村が「暮らしをゆたかにする」をコンセプトに開催する催しで、滋賀県内のショップや飲食店など29店舗の出店を予定する。会場では、入社1〜3年目の社員が企画した「くらしのバトン市」も開き、社員の愛用品に、使ってきた背景やストーリーを添えて次の使い手につなぐ。

年間100社以上の企業や自治体が訪れる同社オフィスも一般開放し、社屋の工夫や社員の思いを紹介するクイズラリーを行う。オフィス見学は当日会場受付での予約が必要だ。

会場は澤村の高島本社敷地内で、開催時間は午前10時〜午後4時。少雨決行で、荒天などにより変更・中止する場合がある。

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