福岡国際空港は10月27日、2027年夏に開業予定の福岡空港国内線ターミナル直結の複合施設の名称を「TABISIA(タビジア)」に決めたと発表した。商業施設やホテル、バスターミナルなどを備え、約180店舗が出店する。4階には日本最大級のアジアンフードフロアを設け、台湾やタイの人気店など44店舗が集まる。
施設は地上11階建て、延床面積約4万3300平方メートル、商業面積約1万1300平方メートル。総事業費は約450億円。名称は「旅(TABI)」「アジア(ASIA)」「ファンタジア(FANTASIA)」を組み合わせた造語で、福岡空港を交通拠点だけでなく、食や文化を楽しめる場所にすることを目指す。
1階には旅行用品店やスーパーマーケットなどが入り、バスターミナルを併設する。2階は福岡・九州の食品や土産物、工芸品などを扱う店舗が中心で、国内線・国際線連絡バスの乗降場も設ける。3階には日本のキャラクターグッズや体験型施設を集める。
4階のアジアンフードフロア「ASIYONG(アジヨン)」は約7200平方メートル、約700席を備える。日本のほか、韓国、シンガポール、タイ、台湾、中国、ベトナム、香港の料理を提供するレストランやフードコート、横丁などを展開する。
今回、日本初出店となる7店舗も発表した。台湾からは創業30年以上のワンタン専門店「奇福扁食」、ミシュランガイドのビブグルマンに5年連続で選ばれた牛肉麺専門店「清真中國牛肉麺食館」、チョコレート専門店「YU CHOCOLATIER」、白玉かき氷専門店「御品元冰火湯圓」、台湾スイーツ専門店「春美冰菓室」の5店舗が出店する。
タイからは、ミシュランガイドのビブグルマンに選ばれたパッタイ専門店「Pad Thai Fai Ta lu」と、タイ北部のカレーヌードル「カオソーイ」の専門店「Ong Tong Khao Soi」が日本初出店する。
5~11階には西鉄ホテルズが展開する「ソラリア西鉄ホテル福岡エアポート(仮称)」が入る。客室数は165室で、上層階からは滑走路や航空機を望める。サウナ付き大浴場やフィットネス施設も備える。
複合施設の完成は2027年春、開業は同年夏を予定している。国内線ターミナルの既存店舗と合わせると約280店舗となり、航空機を利用しない人も利用できる店舗数では国内空港最大級となる。