とこなめ観光協会(愛知県常滑市)は、常滑焼の工房見学や伝統工芸、食文化を体験する観光ツアー15本を造成した。外国人旅行者を主な対象に、海外の旅行会社を通じた販売を進める。
常滑市は日本六古窯の一つ、常滑焼の産地として知られる。新たなツアーでは、急須や盆栽鉢を製作する工房をそれぞれ3か所訪問し、職人の技術や製作工程を見学する。
このほか、常滑焼の産地を巡った後に天然藍染めの手ぬぐい作りを体験するツアーや、味噌や漬物などの保存・発酵に使う甕(かめ)作りに挑戦するツアーも用意した。
食をテーマにしたツアーでは、知多半島の農家や生産者を料理人とともに訪問。生産現場を見学した後、地元食材を使ったフランス料理を日本酒とともに味わう。
従来、外国人旅行者が工房を突然訪問し、職人が製作を中断して無償で対応するケースもあったという。観光協会が仲介して受け入れ日時や料金、通訳ガイドなどを整えることで、職人の新たな収入源とし、旅行者にも安心して見学できる環境を提供する。