学び・つながる観光産業メディア

交省、河川防災拠点2カ所を新規登録 秋田・北秋田と京都・久御山で整備へ

コメント

国土交通省は8月7日、秋田県北秋田市の「鷹巣地区河川防災ステーション」と、京都府久御山町の「久御山MIZBEステーション」の整備計画を新たに決定した。災害時の水防活動や緊急復旧の拠点として整備するとともに、平常時には交流やレクリエーション、水辺を活用した地域活性化の場として活用する。今回の2カ所を加え、河川防災ステーションとMIZBEステーションの登録数は全国156カ所とした。

災害時の復旧拠点、平常時は交流の場に

河川防災ステーションは、洪水などの災害時に迅速な水防活動や緊急復旧を行うため、市町村と河川管理者が連携して整備する施設。土砂やコンクリートブロックなどの緊急用資材を備蓄するほか、水防団の待機場所やヘリコプターの離着陸、資材搬出入などに必要なスペースを確保する。

平常時には、地域住民の交流や憩いの場、防災教育や研修などにも活用する。国交省は地方自治体と連携し、河川防災ステーションの整備を進めている。

今回登録された2カ所では、国交省が盛土造成や緊急復旧用資材の備蓄、ヘリポートなどを整備し、各自治体が水防センターや平常時の利用スペースなどを整える。今後、工事に向けた詳細設計などに着手する。

北秋田市、スポーツやイベントにも活用

秋田県北秋田市の「鷹巣地区河川防災ステーション」は、一級河川の米代川に整備する。北秋田市が設ける水防センターと一体となり、災害時には水防活動や緊急復旧の拠点として機能する。国交省が盛土造成、緊急復旧用資材の備蓄、ヘリポートなどを整備し、北秋田市が水防センターと上面利用施設を整える。

平常時には、施設の敷地をレクリエーションや地域交流の場として開放する計画。資料の整備イメージでは、3人制バスケットボール「3×3」やイベントなどに利用できるスペース、水防センター内の防災パネル展示などが示されている。防災訓練や防災教育にも活用することで、地域の賑わいづくりと住民の防災意識向上につなげる。

久御山町は水辺の賑わい創出も MIZBEステーションに

京都府久御山町では、淀川水系宇治川に「久御山MIZBEステーション」を整備する。MIZBEステーションは、河川防災ステーションとしての防災機能に加え、施設上面などを平常時にも活用し、水辺空間を生かした地域活性化や賑わいの創出を目指す施設。駐車場やトイレ、休憩施設などを整え、レクリエーション施設や地域振興施設、民間施設などとの連携も想定している。

久御山MIZBEステーションは、久御山町が整備する水防センターと一体となり、淀川河川事務所管内における災害時の水防活動や緊急復旧活動の中核拠点として機能する。一方、平常時には施設上面の芝生広場やフードトラックの出店など、多目的な賑わい空間として活用する。水防センターでは、防災や河川に関する普及・教育に加え、カフェなどの飲食エリアも設ける計画となっている。

整備イメージには、芝生広場や多目的広場、アーバンスポーツゾーン、屋根付き広場なども盛り込まれている。さらに、久御山町が進める「かわまちづくり計画」と連携し、水辺でのアクティビティなどを通じた地域活性化を目指す。

全国156カ所に、防災と地域活性化を両立

今回の新規登録により、河川防災ステーションの登録数は、国管理河川が115カ所から117カ所に増加。都道府県管理河川の39カ所と合わせ、全国で156カ所となった。

国交省は、災害時の防災機能だけでなく、平常時にも地域住民や来訪者が利用できる場として整備することで、防災意識の向上と地域の交流、賑わいづくりにつなげていく。

/
/

会員登録をして記事にコメントをしてみましょう

おすすめ記事

/
/
/
/
/