フィジー政府観光局は8月17日、日本からフィジーを訪れる旅行者が増加していることを発表した。2026年6月の日本人入国者数は860人で、前年同月比29.1%増。1~6月の累計では4451人と前年同期比18%増となった。日本市場の成長を受け、一人旅、カップル、ファミリー、グループの4つの旅行スタイルに合わせた日本語旅行ガイドを公開し、旅行者それぞれに合ったフィジーでの過ごし方を提案する。
日本人渡航者、春以降2桁の伸び続く
フィジーを訪れた日本人旅行者は、3月が959人で前年同月比8.7%増、4月が620人で64.5%増、5月が788人で42.0%増、6月が860人で29.1%増となった。2026年上半期の累計は4451人で、前年同期比18%増。過去12カ月の累計でも9322人となり、前年同期比7%増加した。
フィジー政府観光局は、月次、上半期、直近12カ月のいずれでもプラスとなっていることから、日本市場が継続的な成長をみせていると捉えている。こうした需要の広がりを受け、単にフィジーを訪れるだけでなく、旅行目的や同行者に応じて自分らしく過ごせる旅を提案するため、4種類の日本語ガイドを制作した。
ヤサワ諸島で楽しむ「一人旅」
一人旅では、他の旅行者との交流と、自分だけで静かに過ごす時間を両立できる滞在を紹介する。
おすすめのエリアに挙げるのが、手つかずの自然が残るヤサワ諸島。マンタレイ・アイランド・リゾートではドミトリータイプの客室も用意され、旅行者同士が自然に交流できる環境が整う。日中はマンタと泳ぐシュノーケリングや村訪問、料理体験などを楽しみ、夜は星空や波の音に包まれながら一人の時間を過ごすなど、その日の気分に合わせた滞在ができるとしている。
水上コテージで過ごす「カップル旅」
カップル向けには、ハネムーンや記念日など、二人だけの時間を重視した滞在を提案する。
ママヌザ諸島の「リクリク・ラグーン・リゾート」は、大人専用のリゾートで、本格的な水上コテージを備える。コテージから直接海へ入ったり、二人でカヤックやシュノーケリングを楽しんだりできるほか、無人島でのプライベートピクニックなども用意する。夕方にはプライベートデッキから南太平洋に沈む夕日を眺めるなど、二人だけの時間を楽しめる。
海洋保護を学ぶ「ファミリー旅」
家族旅行では、子どもの年齢に応じた体験と、親がリラックスできる時間の両立に着目した。
コーラルコーストの「シャングリ・ラ ヤヌザ アイランド フィジー」では、キッズプログラムの一環として海洋保護について学べる体験を提供する。子どもたちは人工リーフの建造や魚のすみかづくりなどに参加し、実際の体験を通じて海洋生態系について学ぶ。一方、子どもがプログラムに参加している間、保護者はスパやプールなどでそれぞれの時間を過ごせる。
フィジー政府観光局では、幼児から中高生まで成長段階に応じた体験を選べることも、ファミリー旅行におけるフィジーの特徴として紹介している。
仲間と楽しむ「グループ旅」
友人同士や複数家族などのグループ旅行では、参加者それぞれが異なる過ごし方を楽しみながら、全員で集まる時間も確保できる旅行スタイルを提案。「フィジー・マリオット・リゾート・モミベイ」では、複数のベッドルームやリビング、プライベートプールを備えたヴィラを用意する。
日中は滝を訪れるツアーや離島へのセーリングなどを楽しみ、夕方にはヴィラへ集まってバーベキューディナーを囲むなど、大人数ならではの滞在が可能となる。大型リゾートでは専属コーディネーターによるサポートも受けられ、移動やアクティビティ、食事などを組み合わせやすいこともグループ旅行の利点として挙げている。
4種類の日本語ガイドを公開
フィジー政府観光局アジア局長のヴィンセント・テイ氏は、日本市場の成長について、フィジーがさまざまな旅行者や旅行スタイルを受け入れられる観光地であることの表れだと説明する。
今回の4つのガイドについて、一人旅からカップル、ファミリー、グループまで、それぞれが自分らしい時間を過ごせるよう旅行先や体験を提案していると述べ、日本からさらに多くの旅行者がフィジーを訪れることへの期待を語る。
公開したのは、「家族旅行完全ガイド」「カップルにおすすめの旅行特集」「はじめての一人旅ガイド」「最高の思い出を作るグループ旅行ガイド」の4種類。フィジー政府観光局の日本語公式サイトで閲覧、ダウンロードできる。
フィジー政府観光局は、日本人渡航者が増える中、南太平洋の自然やリゾートだけでなく、旅行者の目的や同行者に合わせた多様な滞在スタイルを発信し、日本市場でのさらなる需要拡大につなげる。