西粟倉事業協同組合はこのほど、岡山県西粟倉村の移住経験者と直接話せる採用ミートアップを、9月5日に大阪・谷町で開催すると発表した。企業の採用情報だけでなく、「移住のきっかけ」「田舎暮らしのリアル」「移住後の働き方の変化」といった生の声を前面に打ち出す。少人数の座談会形式で、移住後のキャリアや暮らしを具体的にイメージできるイベントだ。参加費は無料で、限定50人の事前申込制。
人口1,300人の村に270人超の移住者
会場となる大阪・谷町に集うのは、都市部から一歩を踏み出してきた先輩移住者たちだ。「本当に地方で暮らしていける」「どんな仕事があるのか」といった不安を乗り越えてきた移住者から、生の声を聞ける。
西粟倉村は岡山県北東部に位置する人口1,300人の村で、森林率は95%、コンビニすらない。2004年に平成の市町村合併を拒んで独立の道を選び、産業振興に注力してきた。過去20年で70事業体以上が新たに生まれ、これらの企業群は「ローカルベンチャー」と呼ばれる。売上合計は25億円を超え、移住者は現在270人と人口比率で20%を超えている。移住者の起業事例が取り上げられることが多いが、地元出身経営者や自治体職員の活躍も目覚ましく、Uターン人材の起業も増えている。
「採用」だけでなく「暮らし・住まい」の疑問も解消
イベントには3つの特徴がある。1つ目は、出展者の多くが先輩移住者である点だ。経営者だけでなく、実際に移住して働く現場のメンバーや移住コーディネーターと直接話せる。
2つ目は、住居探しや子育て環境、移住支援金、地域コミュニティとの付き合い方など、暮らしや住まいの疑問も一気に解消できる点だ。3つ目は、途中入退場も可能な少人数・カジュアルな座談会形式で、「まだ移住を決めたわけではない」「まずは話を聞いてみたい」という人も歓迎する。
木材や養鶏、建設業など多彩な企業が出展
当日は午後1時のオープニング「西粟倉村の今と、移住者たちのリアル」に続き、出展企業・移住者のプレゼンテーションやブース交流の座談会、個別の移住・キャリア相談を実施する。
出展を予定するのは、百森や木の里工房木薫、青林、西粟倉百年の森林協同組合、セリフ、点々、motoyu、アイティエス、西粟倉事業協同組合、西粟倉村役場など多彩な法人だ。会場はターネンビルNo.2 2F(大阪府大阪市中央区谷町2丁目3-1)で、地下鉄谷町4丁目駅から徒歩3分。申し込みは専用フォームから受け付ける。