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浜松市×初音ミク、市内周遊企画を展開 「音楽の都」を観光PR

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静岡県浜松市はこのほど、初音ミク「マジカルミライ 2026」の浜松初開催に合わせ、初音ミクと連携した観光PR事業を展開している。浜松駅前へのコラボ看板設置や観光周遊マップの配布、市内6カ所へのキャラクターパネル設置のほか、遠州鉄道、ヤマハ、遠鉄百貨店、浜松科学館などが連動企画を実施。初音ミクをきっかけに市内観光地や企業・施設を巡ってもらい、「音楽の都・浜松」の魅力発信と市内周遊につなげる。市による観光PRは9月30日まで実施する。

「マジカルミライ」が東海地方で初開催

初音ミク「マジカルミライ 2026」は、バーチャルシンガーによる3DCGライブと、創作の楽しさを体験できる企画展を組み合わせたイベント。2013年から毎年開催され、これまでの累計動員数は58万人に上る。

2026年は「湖のソナーレ」をテーマに、大阪、東京に加えて浜松で初めて開催。浜松会場は7月24~26日の3日間、アクトシティ浜松の大ホール、展示イベントホール、コングレスセンターを会場に行われた。東海地方での開催も今回が初めてとなった。

浜松市は、ヤマハをはじめ世界的な楽器メーカーが集積する「楽器のまち」として知られる。2014年にはユネスコ創造都市ネットワークの音楽分野にアジアで初めて加盟し、浜松国際ピアノコンクールやハママツ・ジャズ・ウィークなどを通じて「音楽の都」を掲げたまちづくりを進めている。

初音ミクたち6人が浜松市内に登場

浜松市によるコラボ企画は7月1日から9月30日まで実施する。浜松駅前の「キタラ」にはコラボPR看板を設置したほか、初音ミクたちと浜松の観光スポットを組み合わせた観光周遊マップを制作。JR浜松駅構内の浜松市観光インフォメーションセンターや市役所、区役所などで配布している。

市内には6人のバーチャルシンガーのコラボパネルも設置。初音ミクは浜松市観光インフォメーションセンター、鏡音リンは遠州鉄道新浜松駅、鏡音レンは浜松駅ビル「メイワン」、巡音ルカは浜松城、MEIKOはオークラアクトシティホテル浜松の展望回廊、KAITOは浜松科学館「みらいーら」で来訪者を迎える。

「赤電」で市内を巡るスタンプラリーも

遠州鉄道は、浜松市内を走る「赤電」を活用したコラボレーションを展開した。新浜松駅、アクトタワー展望回廊、浜松科学館みらいーら、浜松市楽器博物館、遠鉄百貨店、八幡駅、浜松城、西鹿島駅、天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅をポイントとするデジタルスタンプラリーを実施。鉄道と市内の観光・文化施設を組み合わせ、浜松の中心市街地から郊外まで周遊できる。

遠鉄電車ではオリジナルヘッドマークを掲出したほか、コラボデザインの「あかでん1日フリー切符」や鉄印、マグネット、クリアファイルなどを販売。コラボグッズの販売は12月31日まで予定している。

ヤマハでは「初音ミクとボーカロイド」企画展

浜松ならではの企画として、初音ミクと「VOCALOID(ボーカロイド)」とのつながりにも焦点を当てる。ヤマハの企業ミュージアム「イノベーションロード」では、9月18日まで企画展「初音ミクとボーカロイド」を開催。初音ミク、鏡音リン、鏡音レン、巡音ルカ、MEIKO、KAITOの等身大パネルや、それぞれのバーチャルシンガーと関わりのある楽器を紹介している。入館は無料で事前予約が必要となる。

ヤマハは歌声合成技術「VOCALOID」の開発元でもある。今回の連携では、浜松が持つ楽器産業や音楽技術の歴史と、初音ミクを通じて広がったデジタル音楽文化を結び付けて発信している。

百貨店や科学館も連動、「音×テクノロジー」を体験

浜松科学館では、「音×テクノロジー」をテーマに関連企画を展開。歌声合成ソフトウェアの仕組みを紹介する展示や、音と光をテーマにしたサイエンスショーなどを実施している。歌声合成ソフトウェアの解説パネルは8月31日まで展示する。遠鉄百貨店ではオリジナルグッズの販売やフォトスポットを展開したほか、浜松駅ビル「メイワン」でも買い物や飲食と連動したコラボキャンペーンを実施した。

浜松市は、「マジカルミライ」の開催だけで完結させず、市内の鉄道や観光施設、商業施設、楽器メーカーなどを一体的に結び付けることで、イベント来場者による地域周遊を促している。初音ミクというコンテンツと、浜松が培ってきた音楽産業や文化を組み合わせた取り組みとして、イベント終了後も一部の企画を継続する。

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