白馬村を中心に宿泊・飲食施設などの再生・運営に取り組んでいるズクトチエは9月30日、安曇野食工房が手掛ける自家製ハム・ソーセージブランド「白馬ハム」の製造・販売事業を承継する。10月1日から新体制で営業を始める。
ズクトチエは2018年以降、白馬岩岳新田地区で営業を休止した民宿や土蔵、古民家などを宿泊・飲食施設として再生してきた。「旅籠丸八」や「庄屋丸八ダイニング」「Square8 HAKUBA RETREAT by UNPLAN」などを展開し、既存の建物や事業を活用して宿泊、飲食、物販の機能を地域内に整備している。
白馬ハムは、信州吟醸豚など地域の食材を使い、ドイツの技術を受け継いだ製法でハムやソーセージ、燻製ベーコンなどを製造する。ズクトチエが運営する「ao LAKESIDE CAFÉ」でも使用しており、同店では年間約2万本の白馬ハムのソーセージを使っている。
事業承継後も現在の製造スタッフが引き続き製造を担当し、製法や品質基準を引き継ぐ。自社のレストランで提供・販売するほか、地域の宿泊・飲食施設への販路拡大を進める。
ズクトチエは今回、宿泊、飲食、物販に食品製造を加えることで、地域内からの調達を増やし、仕入れコストの抑制や地域内での収益循環につなげる。季節による繁閑差が大きい白馬で、食品製造を通じた通年雇用の拡大も目指す。