フィッシングブランド「DAIWA」を展開するグローブライドは11月7日、釣りを起点に地域の自然や文化、食を親子で探究する次世代育成プログラム「D.Y.F.Cディスカバリースクール」を静岡県西伊豆町で始める。午前の釣り教室と午後の地域体験を組み合わせ、参加者と地域の新たなつながりを育む。
同プログラムは、子ども向け会員制フィッシングクラブ「ダイワヤングフィッシングクラブ(D.Y.F.C)」の創設50周年に合わせた新たな取り組みだ。グローブライドと町や漁協などでつくる西伊豆町海業地域づくり推進連携協議会と共催し、地域資源を活用する「海業」の実践プログラムに位置付ける。
釣りと3つの地域体験を組み合わせ
午前は田子湾で初心者向けの釣り教室を開く。D.Y.F.Cスタッフがサビキ釣りや胴付き釣りを中心に支援し、釣具とライフジャケットも用意するため、初めての参加者も取り組める。
午後は西伊豆の自然、文化、食を探究する3種類のプログラムから1つを選ぶ。田子節の伝統文化に触れる鰹節削りとだし醤油づくり、田子の海を巡るシーカヤック探検、里山の恵みを生かしたジビエの切り分けと炭火焼きを通じ、自然と人の営みのつながりを学ぶ。
地域を応援する未来の担い手へ
西伊豆町は豊かな海と里山、伝統的な漁業を有する地域だ。同プログラムでは、釣りだけで完結せず、森、里、海の自然のつながりと土地の文化、食、人に触れる「ご当地まるごと」の体験を提供する。
参加者が地域の魅力を深く知り、将来その地域を応援する担い手となることを見据える。地域資源を使った海業コンテンツの社会的価値を具体化し、持続可能な地域社会への貢献につなげる考えだ。
D.Y.F.Cの50年を新たな学びへ
D.Y.F.Cは1976年に発足した、小中学生が入会できる子ども向け釣りクラブだ。「地球を感じ、いのちと出会い、のびのび育つ」を合言葉に、釣り教室を中心とした活動を全国で展開してきた。自然の中で自ら考え、工夫し、動く主体性を育てることを掲げる。
新たなディスカバリースクールでは、半世紀にわたり伝えてきた釣りの楽しさと自然の尊さを、地域全体を探究する体験へ広げる。親子の自然体験が減る中、釣りをきっかけに知的好奇心を刺激し、海や自然への理解を深める機会とする。
親子65人を募集、10月4日まで受け付け
会場は西伊豆町田子周辺で、田子漁港駐車場に集合する。開催時間は午前7時〜午後4時
対象はD.Y.F.C会員とその保護者で、子ども30人、保護者35人を募集する。
参加費は、釣りスクールと西伊豆町体験プログラムが税込み1万円、保護者向けの西伊豆町体験プログラムのみが税込み5000円。申し込みはD.Y.F.C公式サイトで9月7日〜10月4日に受け付ける予定だ。開催または中止の判断は開催日前々日の午後に行い、会員サイトで案内する。