学び・つながる観光産業メディア

温泉文化のユネスコ登録へ、鳥取で「温泉文化世界サミット」初開催

コメント

「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産登録を目指す機運を国内外に広げようと、「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産登録を応援する知事の会(会長=平井伸治・鳥取県知事)は9月7日、鳥取県・湯梨浜町のハワイアロハホールで「温泉文化・世界サミット」を開催した。全国初の開催となり、平井知事をはじめ、温泉関係者、研究者、観光関係者ら約450人が参加。温泉文化の価値と魅力を多角的に発信し、2030年の登録実現に向けて関係者が連携を深めた。

文化審議会が2025年11月、「温泉文化」をユネスコ無形文化遺産への提案候補として決定したことを受け、知事の会が開催したもの。温泉学会と連携し、世界の温泉事情や温泉文化をテーマとした講演、パネルディスカッションを通じ、日本の温泉文化が持つ文化的価値を考える機会とした。

サミットでは、漫画「テルマエ・ロマエ」の作者として知られる漫画家・文筆家・画家のヤマザキマリさんを「温泉文化アンバサダー」に任命した。

講演では、温泉学会副会長で大阪ユネスコ協会会長の大川哲次氏が「世界の温泉事情と温泉文化」をテーマに行った。温泉を単なる観光資源や入浴施設として捉えるのではなく、人々が集い、交流する場としての文化的側面について語った。

続くパネルディスカッション「世界の中の温泉文化とその魅力」には、ヤマザキさん、大川氏、温泉学会副会長で甲南大学理工学部教授の茶山健二氏、台湾・台中市温泉観光協会副理事長の洪明峯氏が登壇。東洋大学国際観光学部准教授の内田彩氏がコーディネーターを務め、日本と海外の温泉文化の違いや共通点、温泉を生かした観光振興などについて意見を交わした。

また、映画「テルマエ・ロマエ」で主人公を演じ、現在放送中のTBS日曜劇場「VIVANT」に出演中の阿部寛さんの「そっくりさん」として話題となっている鳥取県職員が浴衣姿で登場。ヤマザキさんが「そっくりで驚いた」と笑顔を見せるなど、会場を和ませる一幕もあった。

サミットの結びには、平井知事らが「一丸となり、登録実現に向けて誓う」とする「鳥取宣言」を発表した。

会場には、ヤマザキさんの「続テルマエ・ロマエ」の複製原画展示やフォトスポットのほか、日本各地や世界の温泉地を紹介する展示ブースを設置。全国各地の温泉入浴剤なども並び、来場者の関心を集めた。

情報提供 旅行新聞新社(https://www.ryoko-net.co.jp/

/
/

会員登録をして記事にコメントをしてみましょう

おすすめ記事

/
/
/
/
/